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催涙スプレーは持ってはいけないのか?本当に女性が抵抗することは許されないのか?加害者心理と被害者非難の構造を徹底解説

 

結論

催涙スプレーを女性が自己防衛のために持つことを否定する正当な理由は存在しない。反対論は「過剰防衛になる」「エスカレートする」などと語られるが、実際には被害者非難や「女性は無抵抗であるべき」という歪んだ価値観に根差していることが多い。社会に根強い「被害者が悪い」という論調や、日本特有の「安全神話」が背景にあり、女性の安全よりも加害者や現状維持を優先する発想が透けて見える。

 


催涙スプレーは本当に危険なのか?

・反対派は「みんなが持てば世紀末になる」「過剰防衛になる」と主張するが、これは誇張である。

催涙スプレーは一時的に相手の視覚や呼吸を妨害する程度であり、命に関わる致死性は低い。唐辛子成分による痛みは数十分で治まり、後遺症はほぼ残らない。

・「銃のようにエスカレートする」というのは論理の飛躍であり、根拠に乏しい。

 


なぜ女性の抵抗を否定する声が出るのか?

・「女性は弱く無抵抗であるべきだ」という考えが根底にある。力で従わせられる立場にあるからこそ「女は下だ」と優位を感じる男性が存在する。

・そうした層にとって、女性が抵抗できる道具を持つことは自分たちの支配構造を脅かすものであり、不快感や怒りにつながる。

・特に「モテない層」や「歪んだ男性像」を持つ者ほど、「女は殴って言うことを聞かせればいい」といった冗談めかした発想を抱きやすい。

 


被害者非難という世界共通の心理

・被害者が「抵抗しなかった」「夜道を歩いていた」「服装が悪かった」と責められる現象は世界中で確認されている。

・背景には「公正世界仮説」がある。人は「世の中は公平である」と信じたい。そのため、理不尽な被害を直視できず「被害者にも落ち度があった」と考えることで安心しようとする。

・日本では特に「安全な国」というイメージが強く、犯罪の存在を認めたくない傾向がある。そのため被害が起きると「被害者が悪い」とする論調が強まりやすい。

 


痴漢・暴行被害と過剰防衛論のすり替え

・夜道を歩く女性が自己防衛のために催涙スプレーを持つことを否定する「正当な理由」はない。

・過剰防衛のリスクを過大視する人もいるが、被害に遭い一生癒えない心身の傷を負うリスクの方が圧倒的に重大である。

・女性の多くは「少し罰金になろうが、襲われずに済むなら持つ」と考える。これは合理的な判断である。

 


まとめ

催涙スプレーは致死性が低く、女性の安全を守るための正当な防衛手段である。

・反対論の多くは論理的根拠に乏しく、「女性は無抵抗であるべき」という差別的価値観や「被害者が悪い」とする心理から生じている。

・世界共通の被害者非難の心理に加え、日本特有の「安全神話」と「和を乱すことへの忌避」が被害者を孤立させる構造を強めている。

・女性が防衛手段を持つことは加害者への抑止力になり、社会全体にとっても安全性を高める。

 


参考文献

・Lerner, M. J. (1980). The Belief in a Just World: A Fundamental Delusion. Springer.

警察庁「護身用具に関する規制と現状」2023年版

内閣府「犯罪被害者等基本計画」2022年版

世界保健機関 (WHO) 「Violence against women prevalence estimates, 2018」